後半戦。
出だしでつまずいた割には持直して、このまま突っ走れるかなと思った矢先
30kmを過ぎた頃でした。
残り十数キロになって俄然ゴールが近づいたと思ったのに
最大の正念場が待ち構えていました。
モヨオしてしまったのです。
夜が明けて、8時を過ぎた頃には射す陽射しも次第にジリジリと焦げるようにさえ感じます。
給水ポイントで必ず水分補給を行ってきたのは予定通り。
すぐに汗となって身体から出ていってしまいます。
が、我慢できないこと。
トイレに行きたくなったのです。
この時、とにかくツライ。どうにも避けようがない状況に追い込まれました。
意識は朦朧とし始め、このまま崩れ落ちてしまうんじゃないか、と思う瞬間が何度かありました。
ボランティアのスタッフにトイレは何処か?と尋ねると
後方を指差しています。
多分、戻った方が近かったのでしょうが、ボクは前方を指差して、再び尋ねると
どうやら次の給水ポイントにあるようです。
とにかくそこまで行こう。一刻も早くトイレに駆け込む。
ただそれだけを考えていました。
やっとの思いでトイレまでたどり着き、用を足しました。
今は、この事も体験の一つと思うことができますが、青ざめた顔で脇目も振らずに
トイレに向かいまっしぐらの様は、笑うに笑えません。
給水ポイントではスピードダウンして、歩いたりもしましたが、それ以外は走り続けていたボクでした。
できることなら、歩くことなく走り切りたい。
その思いは緊急事態発生で断念しました。
一度歩いてしまうと、再び走り始めるのに時間が掛かります、ボクは。
しかも、待ち構えているのはホノマラ名物の『上り坂』
ここは歩くことにしました。走れませんでした。
坂を上り切って、緩やかになってからリスタートです。
ゆっくりと走りだします。
一時はあれほど軽快に走っていたのに、ペースが上がりません。
それでも、あと8キロ、あと7キロ、とゆっくりでもゴールが近づいてきます。
40kmを過ぎて残り2キロあまりになりした。
余力があればラストスパートを目論んでいましたが、最後はとてもそんな余裕はなく、
ゴールを見据えて、ただ無心で走っていました。
残り100メートルを切って顔が綻んでいるボクでした。
走るからには完走は当然。
どんな状態であったとしても、最後は笑ってバンザイ。
笑顔でフィニッシュ!
途中の道のりは予想以上に苛酷であり、苦い思いもしましたが、完走の喜びで全部吹っ飛びました。
最高に気持ちイイ〜
にわかランナーが突貫工事でトレーニングして完走する。
上出来でしょう。
500メートルともたなかった3ヶ月前からすれば、42.195キロを走り切った事実はビックリです。
想定外の事態にも陥りましたが、それも含めて全ての条件が揃っていたから完走できました。
何一つ欠けてもダメだっただろうと思うのです。
ツキも味方してくれました。
フィニッシュ直前に、一瞬これで終わってしまうのかと残念な思いも過ったボクでした。
ほんの一瞬ですが…。
とにもかくにもフィニッシュして、降り注ぐ陽射しと心地よい風を感じながら、
ボクの初マラソンは無事に終わったのでした。
【記録】
10km 1:14:08
21.1km 2:26:53
30km 3:15:55
40km 4:18:28
ゴール 4:31:09今日はここまで
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